今年の春から夏にかけて、大騒ぎした嫁の叔母の相続問題・・・あれから叔母本人が回復傾向にあったのだが、嫁と妹は定期的に動きを取っていた。
借金一家の嫁の相続話が佳境に入ってきて具体的な分配案が浮上!
2011.12.7
私はあくまで補助的な立場で話しには加わってきたが、ここにきて少し進展があった。回復したといっても病床にふせているのだが、叔母が自分の考えを主張し始めたらしい。
叔母はいろいろあるが、田畑や不動産は嫁ぎ先へ返し、預貯金は嫁と妹にとの、考えを持っているらしい。
しかし、叔母は病床から動く事が出来ず、遺言書を書く事も難しいらしい。
叔母の嫁ぎ先の遺族は一円たりとも渡したくないと考えているらしいが、叔母の意思が無ければ、法律上は一銭も残ることなく、すべて嫁と妹に相続される。
この半年、我々はさんざん考えた結果、叔母の意思を尊重しようという事になった。
ハッキリ言って、タナボタで田畑や不動産まで手にし、あぐらをかいて、札束の上にふんぞり返るほど我々はそこまで腐ってない。
いくら法的に何ら問題ないとはいえ、相続対策をミスした叔母の嫁ぎ先を責めるのは、人として我々には出来ない。
そんな時、叔母の口から自らの意思が告げられたのだから、これを確約させる必要があると考え、嫁と妹は叔母の元へ向かった。
弁護士と協議した結果、公証人を出張させて遺言書を作成する事になったのだ。両方の利害関係者の同意事項なので、ちょっと一安心だ。
でも、預貯金だけっていっても、一体いくらぐらいなのだろう・・・私が気にする事ではないが、正直メッチャ気になる・・・
すべては嫁が帰るのをひたすら待つだけである・・・エプロンしめて、晩飯を作り、子供に食べさせながら、じっと、待つのみである・・・
相続話を終えて借金まみれのバカ男の嫁姉妹が帰ってきた!
2011.12.13
叔母の見舞いに行っていた嫁と妹が帰ってきた。私は最寄の駅まで迎えに行ったが、2人の顔がなんとも言えない表情だったのが印象的だった。
別に喜んでいる訳でもなく、落胆している訳でもない。自宅について、しばらく時間が経過した後に、2人が会話を始めた。
結論的に言うと、自宅や田畑の不動産は先方一族が先祖代々引き継いできた家業の根幹にあたる重要な資産で、すでに後継者として親族が事業を継承している。
そんなところに手をつける意思は皆無だったので、不動産は一切ノータッチだったらしい。
その意思を先方一族に伝えると、少し態度が軟化したらしく、また叔母自身の意思もあり、預貯金は「無事」に嫁と妹に渡る事になったらしい。
先方一族としても、この預貯金の大半はすでに他界している叔母の旦那さんが、築いたものだと強く主張してきた。
そんな勢いで最初は激しく抵抗していたらしいが、こちらの出方が不動産にはノータッチとの意思が固いと見ると、事を荒立てては得策では無いと判断したみたい。
そんな感じで空気を読んだのか、預貯金に関しては妥協してきたらしい。当然、先方の弁護士はあの手この手と打ってきたらしい。
ただ、こちらが事前協議には一切応じなかった為に、法律と叔母自身の意思とこちらの良心を照らし合わせた結果、叔母の遺言を第一に尊重するという今回の結論に至ったようだ。
すでに叔母の遺言は何とか公証役場の役人の立会いの下、無事成立したらしく叔母もほっとしたらしい。
100%では無いが、これでよほどの事が無い限り、本件の内容が覆される事は無い。
だから、不動産は遺言書によって、完全に先方一族へ引き渡されるだろうし預貯金は嫁と妹に渡る事になるだろう・・・
最後に嫁が帰る日に叔母の口から、預貯金がある金融機関名を聞いたようだが、3ヶ所ほどの金融機関名を聞いただけで預金残高は告げられなかったみたいだ。
それに通帳や印鑑は銀行の貸金庫に保管しているらしいので、そこを開錠してもらうには相続手続きが必要になる。
この事は先方一族も知らなかったらしく、預貯金額は一切知る人がいないらしい。嫁の受けた印象から、叔母の余命はいくばくも無いらしい。
ただ、嫁と妹が不動産を放棄した事に対して非常に感謝していたらしく、それだけでも叔母の心のモヤモヤが取れていたならと、嫁と妹も安堵していた。
結果的に叔母の相続で大きな金額が、嫁と妹に引き渡される。
当然50%づつの配分となるが妹の提案で今後、姉妹の両親の老後や叔母の供養に必要な額をある程度算出し、それを嫁が別途管理するという結論になったらしい。
とにもかくにも、こんな感じになった事を御報告しておきます。ただ、現実的にこの私の年末の資金繰りは火に油を注ぐ状態で、現在もマッカッカに燃えさかっております。
この分では、正月の所持金は小銭だけになる公算が大です・・・